管理人が愛用しているコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)は、
「SONY Cyber-shot DSC-RX100」
と言うモデルです。
カメラ好きの管理人は、「カールツァイスレンズ搭載のコンパクトカメラ」に惹かれて2014年に購入。
(カメラ好き歴40年。過去には「CONTAX T2」等も所有歴有り)
それから7年近くが経過しましたが、この初代は未だに現役モデルとして販売されています。
そんな「RX100」ですが、毎年のように新モデルが発表され、現在8種類。
もう、何が何だか分からなくなってきました。(笑)
と言うわけで、「RX100」シリーズの歴代モデルの特徴や違いを簡単にまとめてみました。
この記事は、
と言った方におすすめです。
Cyber-shot DSC-RX100シリーズとは
SONYのコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot」最上位機種「DSC-RX100」。
後に続く「RX100シリーズ」の第一弾として、2012年6月に発売開始されました。
初代「DSC-RX100」
初代「RX100」は「無印」とも呼ばれます。
RX100の特徴
- 大型1.0インチ2020万画素CMOSセンサー
- 明るいF1.8カールツァイスT*レンズ
- 堅牢な金属製ボディ
因みに、RX100シリーズは、後継機種が発売されても旧モデルが併売されているという、珍しいタイプです。
それだけ、各モデルの完成度が高く、それぞれに特徴があるという事なのでしょう。
後継モデルは
- ファインダーの追加
- イメージセンサーの改良
- 液晶モニターの改良
- レンズの変更
等を行いながら、2021年7月現在では合計8モデルが発売されています。
ボディ形状などはあまり変更が無いので、ケースなど共通で使える周辺機器もありますよ。
RX100の価格
発売当初は60,000前後の販売価格でした。
2021年現在の実売価格は40,000円前後と、多少こなれてはきましたが、決して安くはありません。
分類としては、高級コンパクトカメラとなります。
RX100の良い点
- コンパクトカメラとしては大型の1.0型(インチ)センサー
通常のコンパクトカメラだと「1/2.3型」程度。
面積比でいうと、1型センサーは1/2.3型の約4倍ほどになります。
例えば同じ2000万画素でも1画素の面積が4倍、つまり4倍の光を取り込める事になり、無理せず高画質を実現できます。
(因みに、安価な一眼レフは「APS-Cサイズ」で、1型の更に4倍近い面積です。) - ノイズが少ない高感度撮影
大型センサーの恩恵で、暗所でもノイズが少ない撮影が可能です。 - カールツァイス バリオゾナーT*大口径3.6倍ズーム
(35mm換算:28-100mm,F1.8-4.9) - 円形絞りによる美しいボケ味
- シンプルなデザインで堅牢なアルミニウム製ボディ
手にしたときに、ずっしりとした高級感があり、持つ喜びを感じさせてくれます。 - 掌にすっぽりと納まるコンパクトさ
- 結構強力な光学式手ブレ補正機能
RX100のイマイチな点
- ホールドし辛いボディ形状
全モデル共通でホールドし辛いです。オプションのグリップは必須でしょう。
管理人はメーカーオプションのアタッチメントグリップ(AG-R2)を付けています。
サードパーティ製のグリップも多数発売されていて、人気です。 - フィルターが付けられない(全モデル共通)
レンズフィルターを装着するには、フィルターアダプターが必要です。
管理人はメーカーオプションのフィルターアダプター(VFA-49R1)を付けいています。
このアダプターにより、49mmのフィルターが装着できます。 - 近接撮影が苦手
約5cm(ワイド端)~約55cm(テレ端)※レンズ先端から(数値は初代)
小さめの被写体に近寄っての撮影には不向きです。 - ファインダーが付いていない
晴天時の屋外では、液晶モニターの映像があまり見えません・・・・。
(M3以降は、ポップアップ式のファインダーが実装されます)
RX100シリーズ歴代モデル比較
ここでは、RX100シリーズの歴代モデルの変更点を紹介します。
判りやすいように、大きな変更点のみをピックアップして表にまとめました。
初代のRX100から、どんな風に変わっていっているか、ご覧ください。
モデル名 | レンズ | センサー | 重量 | 発売時期 | 備考 |
RX100 | 28-100mm /F1.8-4.9 |
1インチCMOSセンサー | 約240g | 2012/6 | |
RX100 M2 | 裏面照射型 1インチCMOSセンサー |
約281g | 2013/7 | ||
RX100 M3 | 約290g | 2014/5 | 初めてファインダーを搭載 | ||
RX100 M4 | 24-70mm /F1.8-2.8 |
メモリー一体型 1インチ積層CMOSセンサー |
約298g | 2015/7 | 180度可動式液晶モニター 4K動画撮影に対応 |
RX100 M5 | 約299g | 2016/10 | 0.05秒の高速AF | ||
RX100 M5A | 約299g | 2018/7 | M5のマイナーアップグレード | ||
RX100 M6 | 24-200mm /F2.8-4.5 |
1インチ Exmor RS CMOSセンサー |
約301g | 2018/6 | チルト可動式液晶モニター (タッチシャッター対応) |
RX100 M7 | 約302g | 2019/8 | M6比で処理速度が大幅にアップ |
歴代モデルの大まかな相違点は、以下のようになります。
■M3以降:ポップアップ式有機ELファインダー搭載
■レンズ:3種類
- 28-100mm/F1.8-4.9
>初代,M2 - 24-70mm/F1.8-2.8
>M3,M4,M5,M5A - 24-200mm/F2.8-4.5
>M6,M7
■センサー:4種類
- 1インチCMOSセンサー
>初代 - 裏面照射型1インチCMOSセンサー
>M2,M3 - メモリー一体型1インチ積層CMOSセンサー
>M4,M5,M5A - 1インチExmor RS CMOSセンサー
>M6,M7
■最高シャッター速度
- 1/2000秒
>初代,M2,M3 - 1/32000秒
>M4,M5,M5A,M6,M7
■動画撮影機能
- Full HD
>初代,M2,M3 - 4K/Full HD
>M4,M5,M5A,M6,M7
- 最新モデルのレンズは望遠側が強いのですが、全域で明るさがもう一つですね。
この辺りは、使用シーンなどで選択が別れそうです。 - 1インチセンサーはサイズこそ変わりませんが、少しづつ進化してます。
- 重量は、モデルチェンジごとに増しています。
(初代:約240g → M7:約302gと、25%以上UP)
その他細かな違いはありますが、大まかにはこんなカンジかと。
初代の軽さが際立っていますね (^^)
最新モデルの発売開始からもうすぐ2年が経過。
次のモデル「M8」(?)の発売も近い・・・・かも?(2021年7月現在)
しかし、2021年7月時点のM7の実売価格は14万円前後とかなりのお値段です。
新モデルは一体いくらになる事やら・・・・。
因みに、初代のRX100は実売価格40,000円前後と、価格的には大分こなれてきてます。
作例(RX100初代)
管理人所有の初代機で撮影した作例写真です。
参考になれば幸いです。
【DSC-RX100シリーズ】まとめ
今回は、「RX100」シリーズ歴代モデルの違いを解説しました。
ご自分にぴったりのモデルはありましたか?
管理人愛用の「RX100初代」は、シリーズ中最もシンプル・軽量なモデルです。
シンプル故に、発売から9年が経過しても色あせない魅力があると感じています。
ただ、重量が増えてもファインダーはあった方が良いと思う事が多いです。
初代のRX100は価格的にもこなれてきており、さらに中古品の流通量も豊富です。
「ファインダーは無くてもいいかな」と言う方は、リーズナブルになった初代を選ぶのもアリです。
シンプルでコンパクトなRX100。
お散歩カメラに最適だと思いますよ。
では、また!
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