Windows10 から Windows11 にアップグレードしたら、何だか動きが重くなったような気がする・・・・
こんな事を思っている方もいるのではないでしょうか?
実際、管理人のメインPCも Windows10 → Windows11 にアップグレードしてみると、若干の「モッサリ感」を感じました。
最初は、Windows10 に戻そうかな?とも思ったのですが、
「いろいろと実験もしたいし、このまま使ってみよう」
という事で、Windows11 のまま使う事に決定。
しかし、「モッサリ感」を解消したいなぁ・・・と思って試してみた設定のなかから、簡単にできるものをいくつか紹介します。
今回の高速化設定は比較的難易度が低いものばかりなので、パソコンの設定に慣れていない初心者さんでも出来ると思いますよ。
「スタートメニュー」「右クリックメニュー」等々、Windows10風の外観と操作性を一気に手に入れられる「Explorer Patchar for Windows11」というソフトを紹介しています。
興味がある方はドウゾ。
Windows11 にアップグレードしたら遅くなった
先日、Windows10 → Windows11 にアップグレードしてみたパソコン(NEC LAVIE PM)は、以下のスペックです。
項目 | 仕様 |
---|---|
CPU | Intel Core i5-8265U 1.6GHz(第8世代) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB(PCIe) |
ネットワーク | 無線/IEEE802.11ac対応 |
画面解像度 | 1920×1080 |
備考 | TPM2.0対応 Bluetooth 指紋認証機能 購入後にLTEモジュール追加 |
うーん、最新のパソコンと比べると、どうしてもスペック的には見劣りしてしまいますねぇ。
なるべくパソコンに負荷をかけない設定に変更して、「モッサリ」→「サクサク」を目指してみる事にしました。
パソコンの負荷を減らして高速化する方法
スペック的に劣るパソコンを少しでも「サクサク」にするには、
『パソコンに余計な仕事をさせない』
という事がイチバンです。
『パソコンに余計な仕事をさせている』設定を修正していくことにします。
画面のエフェクト(特殊効果)を外す
画面の特殊効果は Windows の見た目を豪華に演出しますが、その代償としてシステムリソース(パソコンのパワー)を大きく消費します。
見た目をそれほど気にしないのであれば、外してしまった方が絶対にイイです。
「スタート」>「設定」(又は「Winキー」+「I」キー)で、「設定」を開きます。
「設定」 > 「個人用設定」> をクリック。
「色」をクリック。
「透明効果」を「オフ」にします。
さらに、
「設定」> 「アクセシビリティ」をクリック。
次に「視覚効果」をクリックします。
「透明効果」・「アニメーション効果」を「オフ」にして完了です。
不要なアプリをスタートアップから外す
Windowsの起動時には、多くのアプリケーションが読み込まれます。
ウイルス対策ソフトなどのように必要なものもありますが、中には不要なものも。
起動時に読み込むアプリケーションを減らせば、その分メモリリソース(メモリの消費量)を節約できて、Windows の「サクサク感」がアップします。
「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押して(又は、スタートボタンを右クリックして)「タスクマネージャー」を起動します。
タスクマネージャーが起動したら、「詳細(D)」をクリック。
次に「スタートアップ」タブをクリックします。
「状態」欄が「有効」になっているアプリが、Windows の起動時に自動で読み込まれるアプリです。
「Microsoft Teams」や、「Skype」等は使わない人も多いと思うので、この辺りがターゲットになるでしょうか。
不要なものを選択して、「無効にする」をクリック。
(又は不要なものを右クリックして「無効化」を選択)
一通り終わったら、タスクマネージャーは閉じて構いません。
再度「スタート」>「設定」(又は「Winキー」+「I」キー)で、「設定」を開きます。
「アプリ」をクリック。
次に「スタートアップ」をクリック。
ここでも、起動時に必要のないアプリを「オフ」にしていきましょう。
再起動可能なアプリケーションを無効にする
Windows 11は、コンピューターにログオンした後、前回終了時に起動していたいくつかのバックグラウンドアプリケーションを自動で再起動します。
これもメモリーリソースを消費する原因となりますので、外していきましょう。
「設定」>「アカウント」をクリック。
次に「サインインオプション」をクリック。
「再起動可能なアプリを自動的に・・・」を「オフ」にします。
ディスク領域を解放する
次に、システムの記憶域(ディスク領域)に保存されている、不要なファイルを整理しましょう。
記憶容量不足も Windows の「サクサク感」の敵です。
「設定」>「システム」>「記憶域」をクリック。
表示されている一覧の中から「一時ファイル」をクリックします。
ここに表示されているものは、Windowsが一時的に使ったファイルです。
使い終わった後も削除されずそのままになっているものがありますので、これを削除することによってディスク領域を解放することが出来ます。
特に「Windows Update のクリーンアップ」は容量も大きく、アップデートに使った古いファイルを整理してくれますので、おススメかもです。
注意点としては、Windows10 から Windows11 にアップグレードした場合。
アップグレード後、10日間程は Windows10 に戻す(ロールバックする)ためのファイルが保存されています。
「もしかしたら Windows10 に戻すかも・・・」と言う場合は、アップグレード前のWindowsのファイルは削除しないように注意して下さい。
整理したいファイルを選択したら、「ファイルの削除」をクリックすれば完了です。
削除するファイルによっては、Windows の再起動が必要な場合があるので注意です。
又、「記憶域の管理」にある「ストレージセンサー」を「オン」にしておくと、自動的に空き容量を増やしたり一時ファイルを削除したりといった管理をしてくれるので、おススメです。
【Windows11】アップグレードしたら遅くない?高速化設定でサクサク快適に:まとめ
今回は、Windows11 の「モッサリ間」を軽減する高速化に役立つ設定を紹介しました。
比較的難易度が低いけど効果が出やすいものばかりなので、「これならできそう」と思ったものだけでも試してみてください。
管理人のパソコンも Windows11 にアップグレードしたばかりの状態と比較すると、ずいぶん「サクサク感」が出てきました。(^^)
又、パソコンによってはメモリーの増設が可能なものもあります。
可能な場合、予算が許せばメモリーの増設は効果バツグンなので検討してみてください。
では、また!
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